シェアハウスに住むと言う選択

まさかシェアハウスに住むなんてと思っていたけど、そこには思った以上に楽しい暮らしがありました。

Written BY

Reiko

Room Euphoria Brand Owner / Yoga teacher /Yoga Nidra therapist /Aromatherapist / 京都芸術大学で空間デザインを勉強中

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October 9, 2018

絶対できない、と思っていたことの一つに

「シェアハウスに住むこと」がありました。

実際、ちょっと前までは

周囲の人に「無理!」と宣言していたほど。

そのくらい、自分の中ではありえない選択だったのです。

私は一人でいるのが好きだし

誰かの気配を感じるのも苦手

もし邪魔されたり迷惑をかけてしまったら・・というのもそうだし

同時に自分が誰かの邪魔をしてしまうのは嫌だな

と思っていました

でもそれは、あまりに唐突なひらめきでした。

ずっと自然の多いところに引っ越したいと思ってはいたものの

京都なんて全く選択肢に無かったし

「ピンと来た」としか言いようがない。

知人がSNSに投稿していたのを見て

その後すぐに連絡をとり

zoomで見学させてもらって

娘が「ここに住みたい」と言って決まりました。

そこから引っ越しまで約1ヶ月半。

たくさんの事務的作業や連絡荷造りに追われ

半分ワクワク

半分不安と一緒にやってきました

ですが、娘と一緒にシェアハウスに引っ越してみて

思った以上に居心地の良い世界がそこにはありました。

パワースポットと言われる神泉苑

世の中には様々な形態のシェアハウスが存在しているのだと思いますが、

私が住むシェアハウスは住んでいる方々が落ち着いていて

例えば費用を抑えるために仕方なく選択している・・・

というようなシェアハウスとは全然違う存在なんです。


なので、皆距離感を保ちつつ

干渉し過ぎず、でも程よく仲良く

といった感じ。

それに、実はこのシェアハウス

子供にとってはとても良い環境でして

建物は昔ある企業の社宅だったのを

リノベーションしたということです。

私は子供の頃社宅に住んでいたので、同じ建物に仲間が住んでいるって

社宅っぽいなと子供の頃を少し思い出しました。

でも関係性はもっとドライで、よりあたたか。


様々な職業につき、やりたいことをやっている人が多いので

面白い大人の人が身近にいる環境です


思えば社宅って、言ってみれば

「父親がみんな同じ職場」という括りの集まり。

ご近所さんや友達はたくさんいたようで、実は世界が狭かった。

でもここにはフリーランスから社長さんから会社員さんから

様々な属性の人がいて、みなポジティブに生きているので

普通では出会えなかった大人に接しているんじゃ無いだろうか、と思います。

もちろん私にとっても。

        


そして、窓から見えるのは、竹林です。

毎朝カーテンを開けたらこの景色が見えるのはとても幸せです。

とても良い散歩コースとして「竹の径」という散策路が近くにあり

ちゃんと歩いたら結構な距離になります。

近くには古墳があるし、良い気が流れているのを感じられます。

そんな私たち親子が住んでいるのは、60平方メートルくらいの広さの一室。

私が子供の頃住んでいた社宅が

「同じ職場の人の集まり」ということなら

今住んでいるシェアハウスは「起業家シェアハウス」。

もちろん、起業していなくてもOKだけど

そういう志を持った人が基本的に集まる場所なので

新しいチャレンジに対して寛容なのでありがたい。

私もこれまでだいぶ助けてもらいました。

(このサイトのことも含めて!)


引っ越し当日の模様

このシェアハウスの特徴として、カップルやファミリーで住める

このようなお部屋が用意されているのです。

ここでは生活スペースを他の入居者さんとは共有することがないので

普通のマンションに住んでいるのと同じような感覚で過ごせます。

でも、共有ラウンジやウッドデッキは自由に使ってOKだし

もちろん様々なイベントにも参加できます。

そんな理由で、「シェアハウスはちょっと・・・」

と思っていた私も本当に楽しく過ごせているんです。

良かった。


せっかく地元の、実家の隣に住んでいたのに

わざわざ遠い京都に引っ越すと言う決断はかなり勇気がいりました。

でもインスピレーションを信じて良かった、

と今は心から思っています。


娘は新しい学校や環境の変化で大変なこともありました。

私も2020年後半は本当にいろんなことが嵐のようにやって来て

あっという間に過ぎていきました。

でも、親子とも成長できたと思います。

きっとそれは、移住を決意しなければ経験できなかったこと。

京都の中心部からちょっと離れた小高い丘の上にありますが

(そして坂が結構きつい)

これまでとは違う世界を見てみたい人には、ぴったりかも。


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