3700の毎日に明かりを灯してくれたライトに、お別れを

10年間使った、無印良品の「LED持ち運びできるあかり」のお話。

Written BY

Reiko

京都に一人娘と二人で暮らしてます。Yoga teacher /Yoga Nidra therapist /Aromatherapist

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May 20, 2021

娘が生まれたその時に、我が家にやってきたライトが

先日点かなくなってしまいました。

「おじいさんの時計」の100年まではいかないけど

約10年間、ベッドの隣で柔らかい明かりを放ってくれたのが

無印良品の 「LED持ち運びできるあかり 」。

この商品を購入した多くの方と同じ様に、

娘が生まれた時、夜中に頻繁に授乳で起きると思ったので

そのために購入しました。

これはその名の通り、持ち運びできるのでとても便利で。

取り外して他の部屋に運んだり

キッチンなどに何かを取りに行く時などにも

大変役に立ちました。

こんなふうに、かけておけるのも便利。

最初は、もちろん新生児を育てていたので

夜中にしょっちゅう起きてはこのライトをつけ

眠い目を擦りながら授乳したり

おむつがえをしたものでした。

今でこそ、娘のことは本当に可愛いと思っているし

「すごく良い親子関係築けてますよね」

と周囲の方から言っていただけることもありますが

実は最初からそうではなかったのです。

ヤギさんとお話する娘。

2010年。その当時北海道に住んでいた私は

神奈川にある実家に里帰り出産をすることに決めました。

私が産むことに決めたそのその産院はなぜか出産ラッシュ。

同じ時期の予定日の人が重なって

とても混雑している様でした。

陣痛が来たその日も、助産師さんはとても忙しそうでした。

出産ラッシュで赤ちゃんがたくさん

お母さんもたくさん入院しているのに

私と、同じ時間に陣痛が重なった妊婦さんがもう一人。

それを、たった二人の助産師さんで捌いて(?)いたのです。

一人は、既に生まれた赤ちゃんのお世話。

もう一人の助産師さんが、私ともう一人の方のお産を担ってくれました。

14時過ぎに陣痛がきてから入院。

それからやっとの思いで22時近くになって娘は産まれたのですが

すぐ隣には、もうすぐ産まれるか・・・?という段階のもう一人の妊婦さん。

当然、助産師さんはそちらにかかりきりになるので

オギャーと産まれて一瞬胸の上に娘を乗せてもらったかと思ったら

すぐに新生児室に連れて行かれて

それから約二時間ほども、私はひとりぽつーんと

分娩台の上に横たわったまま、放置されてしまったのです。

(そして無事に隣の方の出産を見守り。)

赤ちゃんを隣に並べてしばらく感慨に浸るとか

外で待っていた家族と喜びを共有し合うとか写真を撮るとか

よく見るようなそんな光景を予想していたのですが

やっと家族に会えたのは深夜0時近く。

それから、立ち上がることもできなかった私は車椅子に乗せられ

産婦人科病棟の部屋は満室だったので

整形外科?かなにかの病室に連れて行かれ

そのまま朝を迎えました。

結局、娘に再開できたのは次の日のお昼近くだったんです。

生まれた翌日、カピバラさんのぬいぐるみを置かれた娘。笑

これが私の赤ちゃんなのか・・・?

恐る恐るおむつを替えたり、授乳してみたり。

どう接したらいいのかわからないし自分の体も辛かったしで

ぽかんとしたまま退院。

家に帰ってからも、どうにも娘に愛着を感じることができず

(もちろん可愛いとは思っているのですが)

ふわふわとした感覚の中

宇宙人をお世話しているかの様に感じていました。

それでも、新生児のお世話は続きます。

夜中に起きて、明かりを点けて、抱っこして、

授乳して、寝かしつけて。

毎日毎日そんなことの繰り返しで

ほとんどワンオペで育児をしていた私は

本当に辛く、育児ノイローゼにもなりかけました。

それでも、日々ぐんぐん育って行く娘

徐々に表情も出てきて動くようになっていき・・・

とはいっても、そんな時期は一年ほどで終わりを迎えたので

その後はほとんど、普通のベッドライトとして活躍してくれました。

横浜に住んでいた頃。

それからの何年間も、いろんな夜がありました。

幼稚園に入園した日。

お引っ越しをした日。

小学校に入学した日。

絵本を一緒に呼んで、幸せに眠りについた日。

悲しみに暮れて泣きながら布団に潜り込んでいた日_______。

最初は初めての慣れない育児に加えて

娘への愛着感が湧かない自分に対して

悩み、葛藤し、自責の念に駆られたこともありましたが

毎日毎晩、お世話して行くうちにあっという間に娘は大きくなり

そんな悩みもだんだんなくなっていきました。

出産した時のあの寂しさとか悲しさは

まだちょっぴりトラウマ的に残っている。

もっとあの瞬間の感動とか幸せを

ちゃんと味わいたかったなと思うこともけっこうある。

けれど、今はとても良い親子関係でいられていると思うので

まあ、良いかな。

そんなわけで

生まれてから10年とちょっと

約3700のいろんな夜に寄り添って

私たちを照らしてくれたライト。

たかがライト、なのですが愛着が湧いてしまって

点かなくなってしまってからも

1週間くらい手元に置いていました。

もう一度点かないかなと思って充電してみたりとかして。

説明書を取り出して見ると

”光源寿命:約40,000時間”と書いてあります。

例えば多く見積もって1日5時間点灯していたとしても

5×365×10=18,250時間なので

ちょっと短かった気がしますが・・・

それでも、家電製品としては10年という寿命は

十分だったのかもしれません。

というわけで、今寝室が真っ暗なので困っています笑

特に持ち運ぶ用途は今はないので

別のものでもいいかなと思っているのですが

クチコミを見ていたら災害用に購入されている方もいたので

2代目購入を、今迷っているところです。

 

無印良品のLEDライトさん、これまでどうもありがとう。

無印良品のオンラインストアで、購入することができます↓

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