炎には、安らぎがある

寒い冬にやってきた、七色に光る石油ストーブ

Written BY

Reiko

Room Euphoria Brand Owner / Yoga teacher /Yoga Nidra therapist /Aromatherapist / 京都芸術大学で空間デザインを勉強中

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October 9, 2018

京都の冬は寒いらしい、というのは本当でした。

話には聞いていたのである程度覚悟をして来たのですが、如何せん真夏のこれまた猛暑の時期に引っ越して来たので、真冬のことまでは考えられませんでした。

2020年は、夏もとてもとても暑かった。

8月、9月は暑さで全然動けませんでした。

元から備え付けてある空調機器といえばエアコンのみ。

10月、11月はとても快適で、あまり深刻に考えずに過ごしていたのですが

12月に入ってからさすがに「これはまずいぞ」と思うようになりました。

そもそもの話、エアコンが好きではないので乾いた風を浴びるのが嫌だったのもあるし、冷え込む夜になるとものすごい音をたててエアコンさんが頑張っているのを見て、ちょっと心配になって来てしまいました。

年が明けてからやってきた救世主

そこで手配したのが、トヨトミの「レインボーストーブ」。

今回そんなに選択肢があったわけではなくて、実は溜まりに溜まったJALのマイルを消化するためにマイルと交換しました(マイル貯めといて良かった)

はたと思い立ったのがちょうどクリスマス頃、年末年始を挟んでやって来たのがたしか1月12日頃だったか・・・

かなり冷え込んだ時だったのでナイスタイミングでした。さすがにマイナスともなると、エアコン一台ではとてもカバーしきれず、しかも電気代もすごい。

うちは一階で、しかもリビングの隣が半地下室になっているので余計に底冷えし、そこに寝ていた娘もたまらず私の寝室にベッドを移しました。

それは、トヨトミの「レインボーストーブ」

このストーブは割と小型なので、色々調べていたらキャンプなどに持っていく方も多いみたいです。

一応、コンクリート9畳、木造7畳まで、最大燃料消費量も2.5kwとなっているので、うちのようにリビングやダイニングを含めた広いスペースを十分に温めたいという場合にはちょっと不十分かも。

実際、本当に寒くて氷点下5度くらいまで下がった時は、エアコンと併用しないと乗り越えられませんでした。

でも、そこまで冷えない時は、大方このストーブのみで大丈夫そうです。

そして、結構燃費がいい。

小型というのもあるかもしれませんが、大体タンクの容量が5リットルくらいで、一度入れたら1日10時間つけっぱなしとしても丸2日過ごせます。

灯油の手配も一苦労なので、この燃費の良さもかなり気に入っています

密かに気に入っているところ


このタイプのストーブを手に入れて、密かに喜んでいること。

それは、ちょっとしたお料理ができるところ。

上述したように、そんなに火力が強くないので物足りない時もあるのですが、

お湯を沸かしたり、お味噌汁を作ったり、生のピーナッツをここで炒ってみたりなど、結構楽しめるのです。

先日はここで鯖を焼きました

小型であるゆえ、天板はそんなに大きくないのでそんなに大きい鍋やフライパンはのせられません。のせられるけど不安定。

直径18センチくらいかな。と思います。


うちはコンロもIHなので、これまで暖房も調理も電気だったわけです。


が、ここに来て「火」が登場しまして、生み出されるエネルギー量というか

物理的な暖かさとかそういうものを全部ひっくるめて


暖まるにも、調理にも、本物の「火」に勝るものはないと実感しています。

そして(まあ燃えているのは灯油なんですが)

炎には安らぎの効果がある。


このレインボーストーブは実は緊急時にもとっても良くって

電池がなくても点火する上に明るさも40wくらいあるので

もし電気が使えない状況になってもちょっと安心。


そしてその名の通り、フルパワーにするとレインボー的に光ります。

けっこうきれい。

このストーブがうちにやって来た当初

炎が直接身体を暖めてくれる感覚と

そのゆらめきが与えてくれる安心感に感動したものでした。


当初不安だった灯油の匂いも、なんとなく懐かしく感じられてそこまで不快じゃない。


一年で一番寒いと言われる大寒も過ぎ、ちょっとずつまた季節が移ろおうとしていますが、まだまだ寒い。


例年はあまり見ないという雪も、この冬はもう3、4回見ました。


あまり寒いのは苦手だけれど、暖かい季節がやってきて

このストーブが必要なくなる時が、ちょっと寂しい。

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