June 7, 2021
最近よく言われることがあるのです。
「あのヤギちゃん、飼ってるの?」
このサイトや各SNSのプロフィールに
この写真を使うようになってからのことです。
こちらは私が飼っているのではなく
奈良にあります 清澄の里 粟 の看板ヤギ
ぺーちゃんこと、ペーターくんです。
あまりにも、この写真が気に入っているので使わせてもらっています。
(しかも、なかなかに評判が良い。)
こちらに初めて訪れたのは、2020年の12月
年の瀬も迫った、クリスマス間近の寒い時でした。
京都から奈良まで車を走らせて2時間弱ほど。
ナビがあっても迷ってしまいそうなところにあります。
「是非行ってみて欲しいところがある」
とお誘いを受け、10月頃に一旦予約を試みたのですが
やっと予約できたのが12月のその日だったのです。
コロナ以前は、もっと、半年先まで予約が埋まっていたとか。
この粟(あわ)さんは、その季節の美味しい大和野菜を調理して
出してくれます。全て自家製です。
市場には出回っていない、珍しいお野菜も沢山あります。
代表の三浦さんという方がその地に伝わる伝統野菜を引き継ぐ
NPO法人を立ち上げていらっしゃって
その中で採れたお野菜をこうやって美味しく
しかしシンプルに調理してくださっているというわけです。
例えば一口に「大根」「かぼちゃ」
といっても、種類によって全然味が違う。
当たり前なのですが、そうやって素材そのものの味がちゃんとあって
薄味でシンプルなんだけどしっかり、味わって食べたい
そんな気持ちになるお料理ばかりなんです。
テーブルの上にはいつもごろごろとお野菜たちが並べてあって手に取ることができます。
中にはなんだかよくわからないものもあります。
初めて見るものも、たくさん。
でも、聞いたら親切に教えてくださいます。
さて、そうやってお料理を味わっていたら
ヤギのぺーちゃんがおもむろにやってきます。
こうやって頃合いの良い時にツカツカとやってきて
自分のツノで上手に扉を開けて、入ってくるのです。
すごく、可愛くてかしこいやぎさんではありませんか・・・?!
冒頭でご主人の三浦さんに何か言われてますけど笑
本当は後ろ足はお部屋の中に入ってはいけないルールです。
しかし、娘がおやつをあげると身を乗り出して入ってきてしまってますね笑
こうやって、お行儀よく、しかし無邪気に
お客さんと触れ合ってくれるのがこのペーちゃんなのです。
しかもとてもプロフェッショナルで
カメラ目線がすごいです
2回目は今年の3月に伺ったのですが
その時は坂の下からぺーちゃんの姿が見えたので
「おーいぺーちゃーーん!」と呼び掛けたら
「めぇーーーーーー」と応えてくれました。
お店自体は1日数組限定の席なので
とてもゆったりしていて、私たちも閉店の4時まで
ゆっくり味わったり読んだりしながら過ごさせてもらっています。
と言うのも、お店の一角に置いてある本や雑誌類が
とても興味深いものばかりで
つい手に取って読んでしまうのです。
そんなこんなで、行くと五感が満たされて帰ってくる。
お料理は新鮮で美味しく
景色も綺麗で
ヤギさんを撫でて触れて
静かな中に鳥の鳴き声やヤギの「めぇー」の声
自然の草や動物や、お料理の美味しい匂い。
こんな環境で暮らしたいなぁ
そう思ってしまいます。
動画で紹介したいあまり、意図せずYouTubeチャンネルができてしまいました
動画の中に出てくるお団子みたいなものは
こちらでしか(おそらく)食べられない粟生というお菓子です。
そろそろ暑くなってきたし、また行きたいなと思っているところなんです。
きっとお野菜の種類も変わっていると思うし
やぎのペーちゃんもかわいいに違いない。
(そして背後にいるのは女の子のハナちゃん)
またツーショット写真撮らなきゃ。
農家レストラン 清澄の里 粟 のご紹介
〒630-8411 奈良県奈良市高樋町861
電話番号0742-50-1055
予約受付時間10:00~16:00(完全予約制)
※現在は金土日のみの営業と聞きましたが状況によって変わると思いますので要確認です。
私たちが伺ったのはちょっと街から離れたところですが
奈良駅の近くに「粟 ならまち店」も、あります。