July 8, 2021
「ホーリーバジル」というハーブをご存知でしょうか?
インドのアーユルヴェーダでは「不老不死の霊薬」とされ、病気や災いを寄せ付けない聖なる薬として古くから使用されてきました。
ヒンドゥー語では「トゥルシー」(比類なきものという意味)、和名では「カミメボウキ」と、言います。
私は去年(2020年)の夏に京都に越してきたのですが、この京都の暑い夏と引っ越しの疲れを大いに癒してくれたのがこの、ホーリーバジルでした。
Room EuphoriaのAboutのページのこの写真。
これはその時にホーリーバジルでハーブティーを淹れたところです。
葉っぱをちぎって小鍋でことこと煮出してハーブティーにしていただく。
これによって昨年どれだけ救われたか、わかりません。
私はこれを「薬草」と呼んで、もうだめだ・・・!と思ったらすぐに飲んでおりました。
冬の間は、枯れてしまったホーリーバジルの枝を切って、インテリアとしてキッチンにぶら下げてみたりなどしました。
今年もその「薬草」の効能にあやかるべくシェアハウスの菜園でたくさん育てています。
ちょうど先日、覗いてみたらもう十分に成長していたので早速収穫してみました。
早速それを煎じて、フレッシュハーブティーに。
ふわっと香りがひろがって、昨年初めてこのハーブを口にした時のことが鮮やかに蘇りました。
なんと癒されることでしょう。
同時に身体の隅々まで行き渡って活力を与えてくれるようです。
後に残るのは、幸福感。
このハーブをいただけることと、この時間が持てることが、ありがたいと思える。
ホーリーバジルがなぜ、「聖なるハーブ」と呼ばれているかというとそれはもうたくさんの薬効が認められているからなのですが・・・
主に体の免疫機能を高めてくれたり、抗酸化作用、デトックス作用、アンチエイジング作用など、さまざまな方面で私たちを助けてくれる、まさに「薬草」と呼びたくなるようなハーブなのです。
さらにこのホーリーバジルは「アダプトゲン」に分類されます。
アダプトゲンとは、人体に害や副作用がなく、トラウマ、不安、肉体的疲労などのストレスへの抵抗能力を高める働きのある天然のハーブのこと。(Wikipediaより)
そのアダプトゲンであるホーリーバジル、ストレスによって分泌されるコルチゾールのレベルを抑えてくれる役割があります。
そうです。メンタルにも効くのです。
なので、コルチゾールの分泌過多が原因の一つであると言われている女性特有のお悩み「PMS」にも、ホーリーバジルはもってこい。
まさに万能薬。
香りも好きだし、心身の調子を整えてくれるものとして私の中ではもう必須のハーブになっています。
そんなホーリーバジルが入ったコスメがこちら。
鹿児島県発のブランド、BOTANICANON(ボタニカノン)の商品です。
このブランドの商品に目が留まったのは、もちろんホーリーバジルのエキスが含まれているから、というポイントなのですが
「水」を一切使用していないところ。
化粧品の類って成分のほとんどが「水」だと思うのですが、それをハーブの蒸留水に置き換えて作られているんです。
とにかく成分表を見てびっくりしました。
保存料でさえ含まれていないし、本当に自然100%!
このBOTANICANONは、鹿児島に拠点を置くブランド。
全商品に鹿児島県産の原料が配合され、自社抽出植物エキスを積極的に使う「地産コスメ」を製造されています。
さらに
「インナーケアーにも使用される原料を用いて、食品のような化粧品であり続けること」
を目指していて、口に入れても害のない原料をできるだけ使用している、とのこと。
モットーは、
お肌にも、環境にもやさしい「ナチュラルコスメの本質を追求する」商品づくり。
成分表を見て驚いたわけが、ここにあったのですね。
しかも、会社の所在地の住所を見て、また?マークが・・・。
小学校、跡・・・?
実は、閉校になった小学校の跡地が、化粧品工場になっているそうです。
鹿児島県の企業として、地元の農家と提携して活性化をはかり「天然由来成分100%でケミカルフリー」の地産コスメを生み出す。
本当に、鹿児島の豊かな自然の恵みを大切にしながらも人にも、地球にも優しい商品を製造している、そんなブランドなのです。
ヘアケアとしておすすめしたいのは、シャンプーとリンス。
こちらは石鹸シャンプーですので、石鹸シャンプー自体を使い慣れていない方にはちょっと注意が必要です。
従来のシャンプーやコンディショナーは、髪をコーティングする成分が入っていたりします。
そのおかげで髪の毛がさらさらな手触りになったり絡まなくて済むようになるのですが、石鹸シャンプーはどちらかというと余計なものを髪から取り除き、髪そのものの、本来の美しさを取り戻してくれるような、そんな働きをしてくれます。
ですので、使い始めてしばらくは、髪の軋みやごわごわが気になると思います。それは、髪についた合成成分がなくなっていっているせいです。
2週間ほど使い続ければ、本来の黒髪が生き生きと輝いてくるのを感じられるでしょう。
そんなわけで、退色が早まってしまうので、カラーリングをしている方にもあまりおすすめしません。
私もカラーリングをしてしまっているので、もう退色してしまって染め直すギリギリのところでこの石鹸シャンプーとリンスを使ってみました笑
シャンプーもリンスも、月桃(ゲットウ)の蒸留水がベースになっているので、あたりまえなのですがとても良い香りです。自然の香りしかしません。
(でも、一番香ってくるのはタンカンの香りだと思います。)
脱脂力を最小限にしているため、泡立ちはそんなにしません。
泡でぶくぶくしながら洗う、というよりは、「植物のエキスで髪を清めている」という感覚です。
リンスも同様にタンカンの香り。
石鹸でアルカリ性になって開いたキューティクルをクエン酸のちからでしっとりさらさらにさせます。
もちろん、どちらにもホーリーバジル(カミメボウキ)エキスが入っています。
これはぜひ、黒髪の方には、使ってみて欲しい!!
フローラルな感じではなく、シトラス系の香りなので、意外と男性も、さっぱりと使っていただけると思います。
ちなみに、石鹸シャンプーを普段使っている方に使用してみてもらいました。
曰く、どちらも素晴らしいんだけど、リンスの良さをこんなに実感できたのは初めて!とのこと。
何かでコーティングされたわけではないのに、もともとの髪そのものがこんなにしっとりとまとまるなんて・・・!
今までリンスを使うたびに感じていた「異物を塗っている」感じがしなかった
ということで是非使い続けたいとリクエストをいただきました。
私も、これのために黒髪に戻そうかなと思ってしまったくらいの商品です。
また、日々のハンドケアとして、ハンドクリームもあります。
実は私、今年に入ってから手荒れをひどくしてしまい病院にかかるくらい辛い状態になってしまいました。
そんな中、毎日のケアとして取り入れたのがこのハンドクリームです。
(もちろん、病院で処方された薬も併用しています)
サラッとして本当にベタつかない。
保存料の代わりになるものとしてか、ヒノキチオールが入っているので「ヒノキの香りがするな〜」と思っていたのですが、どうも私が感じていたのはベチパーのよう。
マンダリンやジャスミンも入っていて、オリエンタルな香りがします。
タンカンと月桃の蒸留水がベースになっていて、合成界面活性剤やアルコールは一切含まれていません。
私の手荒れがどんどんひどくなってなっていった一因として、外出すると頻繁に行わなければならないアルコール消毒があると思っています。
なので、こういったケア用品もアルコール成分は含まれていない方が嬉しい。
そして、手に触るものだから、香りもキツすぎず、合成っぽい香りで気分が悪くなったりもしないというのも、私としてはとっても重要なポイントです。
成分的にも香りも本当に安心でお勧めできるから、お土産やどなたかへのちょっとしたプレゼントに活用したいところ。
手だけでなく、髪や顔、全身どこにつけてもOKなので、まさに万能クリームです。
他にも鹿児島で採れたひまわり油、椿油、ジャスミン油、レモングラス油など
自然の恵みが詰め込まれていて、つけるたびに、それはそれは幸福な気分に。
もちろん、柑橘類やその他のものにアレルギー等がある場合もありますので
植物100%が絶対良い、というわけではありません。
でも、「純粋なものだけを肌につけている」という贅沢で幸福な感覚は、1度体験したら忘れられないものになると思います。
各製品の成分や使用方法などの詳細は、商品紹介ページをご覧くださいね。
因みにホーリーバジルの花言葉は、神聖・祝福・好意・高貴・幸運。
あなたも、「聖なるハーブ」の魔法にかかってみませんか?